追いつくことはないが

2015年に読んだデザイン関連の書籍は
個人的にはどれも良書だったと思う。

デザインに対する考え方に関するものから、
タイポグラフィ関連や作品集、哲学書までさまざま。

どれも世界的に有名な方の著作であったり
参考にしていたものであったりするので、
そこに書かれている考え方が超一流なのは当然なのだけれども。

書籍をとおして学びの部分が大きかったので
目指す方に向かってグッと進めたと思ったけども
進んだ分ほかのことも見えてくるようになったことで、

有名なパラドックス「アキレスと亀」のように
確かにグッと進んだが、対象も進んでいるので
対象までの距離がいくらか縮まったくらい、
というのが正直な感想。

ただ、今見えている対象の場所にたどり着いても
たどり着く頃にそれは、常に前方にあるのが理想だと思う。
そうやって前に進んで行ければと思う。