ほとんどの花は目でも香りでも
心地良くさせてくれる。

自分の求める相手に対して
花びらを開いて目一杯に主張して
香りで誘って蜜と引き換えに
花粉を運んでもらい種を残そうとする。

ただ、花が開くのは手段であって目的ではない。

花びらがなければ
その存在は見つけにくいものになり、
サイズに合わないような大きすぎる花びらでは
支えきれないため萎れたように見えてしまう。
人の目から見ると
香りと蜜だけでは美しいとは感じない。

それぞれが役割を適切に果たしている花は
人の目には美しく見え、心をとらえる。