今年ももう年の瀬が迫ってきました。
2016年は読書を習慣づけてみようと目標を立て
なるべく時間がとれるときは読むようにしていました。
そんなに多く読めたわけではありませんが
何冊かおもしろい本がありましたのでご紹介。
【第1位/カラマーゾフの兄弟(新潮文庫)】
言わずと知れたドスト作品です。
彼の作品は高校生の時以来に読みましたが、
とても面白かったです。
大作ですが、あっという間に読めた感じがします。
ただ、トントン拍子に話を進める作家ではないので
面白くなる上巻の終わりまでは辛抱が必要かもしれません。
「大審問官」は圧巻。個人的にはここから一気に面白くなりました。
また時間を置いて数回は読みたいと思います。
【以下、順位がつけられないので…簡単に】
◎「茶道の哲学」(講談社学術文庫)久松真一
表面だけを学ぶのではなく、物事を見つめ直し本質に返れと促している。
◎「陰翳礼讃」(中公文庫)谷崎潤一郎
時代だから西洋文化を受け入れざるを得ないが、日本文化の良さ再考しよう。
◎「斜陽、人間失格、桜桃、走れメロス 外7篇」(文春文庫)太宰治
お得感があったため購入。普通の人間、駄目だと思い込んでる人の心を代弁。
◎「古典落語(選)」(講談社学術文庫)興津要
ごく普通の日常生活にオチがある噺。落語のおもしろさが理解できる。
◎「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」(新潮文庫)村上春樹
3〜4回目。個人的には「海辺のカフカ」と並び好き。
大雑把にいえば、無意識についての本、だと解釈しています。
ほかにも、まだありますが長くなりますので紹介はこのへんで。
上記以外でもご自分で探して興味を惹いたものを見つけましたら、試してみてください。
ただし、今読書に興味が無ければスルーしてください。
本は読みたいと思ったタイミングで読むのがベストだと思います。
まだまだおもしろそうな本が沢山ありますし、
これからも素敵な内容の本に出会えればいいなと思います。