どんな秋

読書の秋。芸術の秋。食欲の秋。
耳だけでしか感じられなかったものが
最近では目と肌で感じられるものに変わろうとしています。

去年初めて景色としての紅葉というものを鑑賞しに
山までドライブしてきましたが、
すごく良かったという印象があります。

当日は晴天で雲一つなく
世界の上半分が澄んだ青、
下半分は残った緑と黄色と赤。
壮大な自然を前に目線を上げるにつれ
地球の大地があって大気があって
その先に宇宙があって星があって、と
不思議な雰囲気になりました。

ある場所ですぐ近くから見ると
赤や黄がものすごく鮮やかに映えていて
視界一面に入ってくるコントラスト。
また違う場所で見える遠くの景色は
まだ残った緑の合間から赤や黄色が
空に向かってか、太陽に向かってか、
とにかく外に向かってそれぞれの色が
何か自分自身を精一杯主張しているような、
自然の力強さみたいな、意志のようなものを感じました。

今年もまた季節を楽しめたらと思います。

食物の旬のものや紅葉などは
この短い一定の期間しか楽しめないもの。
その時期の季節や自然を楽しむ暮らしができる日常も
贅沢な暮らしの一つではないかなと思います。